尖閣諸島、竹島、北方領土問題で同じようなことが起こっている。
「ここは俺の土地だ」、「いや違う、私の土地だ」との言い合いの応酬のようでナショナリズムそのもののように見える。歴史認識だけでなく、実効支配とか、いろいろ関連して複雑なようで、正直、私はあまり良く事情がわからない。
このようなやりとりで、私がいつも思うのは、日本とその国の当事者同士で、話し合って領土問題は解決するのだろうか?ということである。だから、国際法に則り、公正で平和的な解決策を模索するというのは正しいアプローチだとは思うのだが、果たして解決するのかどうか。

話し合いで、相手の国の言うことに「ああ、なるほど。あなたのおっしゃる通りで納得です。そのような事実を私達は見落としていて、気づきませんでした。確かに、この土地はあなたの領土ですね。」なんてなるはずがないではないか。
ブロガーの「ちきりん」さんの最近のブログで「話し合って決めるという幻想」という記事があった。http://d.hatena.ne.jp/Chikirin/20120813。この意見に私も賛成である。最終的には、どちらかの国が、譲歩しなくてはならない。それはあり得るのだろうか?と思う。

この時期に立て続けで起こるのは「オリンピック」も影響しているのではないかというのがMiketoy仮説である。4年に一度のオリンピックで、国営放送はナショナリズムを煽る。中継ではアナウンサーが絶叫し、視聴者も共有し、それに酔う。我が国のために、自分も頑張ろうと暗に思わせるのかもしれない。矛先を変えた領土問題でも、少しでも「我が国」に有利な方向に、とれるものはできるだけとって・・という発想を促進しているのではないか。もちろん、オリンピック以外の政治経済的思想の諸々が人々の思考をそのようにさせているわけであろうが。


「尖閣諸島は日本のものだと思いますか?」と国民にインタビューしたら、殆どの日本人は「はい」と答えるだろう。私も心情的に、そう答えると思う。たとえ根拠はなかったとしても。でも、これは危なくないか?? 戦争の時も、こんなふうに始まったのでは?と思う。

そもそも、我が国の領土なの?、それはなぜ?そんなことはきちんと言えるのかなと。終戦の時に、明確に線をひいた証拠があるのだろうか。多分、関係した当事者は場の空気を読んで決着したのではないか。いろいろな理由で、暗黙の合意を明確にせず、互いに自分の都合の良いように解釈して終わっただけではないかと想像する。

 

どうしたら良いのかと言われると、私にもわからないとしか答えられない。その地に住む人達の意見を十分に尊重して、総合的に判断したら?なんて、無責任かもしれないが思わなくもない。

 

*** 追記 ***  事実は戦後の韓国の不法占拠のようですが、主旨は何が事実で、何が争点であるかを知らないで、私達は意見を決めることが多いのでは?ということです。誤解のないようにお願いしますね。

 

*** ミッキーマウスの木から花をつけているように見えるサンパラソル

f:id:Miketoy:20120818064649j:plain